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Humble Mumble その27:Bohemian Rhapsody (2018 UK/USA)

初めてのコンサートは高1の時のT.Rexだった。黄色い声は飛び交っていたが、それ以上でもそれ以下でもない。自分の席で堪能した。というか「あんまり巧くないな~、ミッキー・フィン好きだな~」が生意気な小娘の正直な感想だった。一緒に行った子はロックの…

マンプク宮殿23 Low Lifeと吉野家

洋楽なるものがまだ勢いがあった頃、私の中学時代は人気がある方々の来日公演は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、京都、福岡といった各地方の中核都市で行っていた。記憶ではJAPANやPOLICEなんかも私の出身地近くの仙台まで来ていたはず。それが高校時代にな…

Humble Mumble その26:「声優狩り」あるいはInglorious Bustards(2009 U.S.A)

大変申し訳ないが、私は日本の声優さんが苦手だ。最近ではアイドル化され歌ったり踊ったりもするという。原語で聴くより日本語吹き替えは数段テンションが高く、場面の雰囲気ともズレがあり見ていて疲れる。もちろん上手な人もいるんだけど、声優を目指して…

マンプク宮殿22 去るもの来るもの

数日前、阿木譲が亡くなった事を知った。70年代後半~80年代に「ROCK MAGAZINE」という雑誌を主宰し、VANITY RECORDSというレーベルも作り「AUNT SALLY」や「DADA」とか出していた御仁。それ以降も新しい雑誌を出したり、クラブを関西で運営していたりという…

Humble Mumbleその25:「婚約者の友人」(FRANTZ 2017・仏独)

私はなんとなくフランスが苦手だ。それなのに大学の第二外国語はフランス語を専攻してしまい、どうやって乗り切ったか全く記憶がない。フランス自体行きたいと思ったこともないし、今の今までかすったこともなく意外がられることもある。縁がないんでしょう…

マンプク宮殿21 とんかつ村とTrash

私の通っていたマスプロ私立大は、80年代の大学キャンパス郊外移転が相次いだ時期に、八王子市と橋本市の境に一部学部を移転させた。私はそこに移転2年目で入学したのだが、3,4年生はそのまま元の場所に残ったので、無駄に広い学内に2学部だけの移転で1.2年…

Humble Mumble その24:「ケス」(KES 1969 UK by Ken Loach)

私の英語は非常にいい加減である。中学の時は英語が大嫌いで、長じて高校2年で音楽を通して歌詞やアーティストの記事の意味が知りたくなり開眼、独学で辞書を引き引き、米軍放送を聴きつつ耳を慣らしたものの、時すでに遅し。Queenと漫画にうつつを抜かし、…

マンプク宮殿20 東秀とALIENATION

上京して最初に住んだ街は中央線の西八王子駅から歩いて15分、風呂無し、トイレ共同、電話は呼び出しという物件だった。子供の頃に読んだ漫画、松本零士の「大四畳半シリーズ」やら「男おいどん」で学生はそういう物件に住むものと刷り込まれていた為、何の…

Humble Mumble その23:「15時17分、パリ行き」(The 15:17 to Paris, U.S.A.2018) あるいは台湾高速バス

私は国内外を問わず乗り物が大好きだ。馴染みのない街とかで、フイっと乗ったバス、電車、タクシー、その車窓から見える風景、田舎道、自力では決して歩いて見回ることのできない場所。 台湾高速バス 外観(左)、内装(右)ともに豪華なのだが… そこに住む人々…

マンプク宮殿19 キリンメッツ&かき揚げ弁当&YOU AND I

「今年は過去最高の暑さ・・・」と夏が来るたび思っているような気がするが、実際今年は自分の体脂肪率の増加や高齢による体温調整機能衰え等を抜きにしても異常な暑さだった。過去形にしているのは現時点では通年の暑さに戻っているので一心地ついているか…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 22 第一話無料あるいは韓流ドラマ

特に好きでもないものに、はてしなくはまってしまうことはないだろうか?あった。 世の中便利なもんで、今ではレンタルなどせず、映画もドラマもオンデマンドとやらで見たいときに自由に見れる。シリーズものなど、第一話は無料など、「へえ~、タイトルに猫…

Humble Mumble その21:RED SPARROW(U.S.A.2018) あるいはプーチン濃度

なんだかんだ言って、昨今はすごくスパイ映画が多いと思う。テレビでも、やたら刑事ものが多い、刑事ものを作れば当たるという、再放送でも刑事もの、世の中そんな流れになっているのだろうか。最近じゃミサイルばっかりぶっ放してた某国の大指導者と、米国…

マンプク宮殿18 THE PUBLIC IMAGE IS ROTTEN

悪癖だと自覚していながら新しいものが出ると買わずにはいられないもの。コンビニに行くと必ずドリンクコーナーへ行き新商品が出ているかチエック。特に炭酸系のものは出ていると試さずにはいられない。それがどんなに無理筋で飲む前から失敗するのが明白な…

Episode 1806 : I would talk about it when I went to Heaven 3-4

冥途の土産話 3-4 【前回までのあらすじ】学生時代文通し対面叶うも、活動の失速と共に音信不通となり、過去の思い出となっていたゴシック・ロックバンドが、まさかの来日?!しかも来日間近に本人から直接連絡が!吃驚仰天続きの2015年春、人生、ノンストップ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 20 判決前夜 Before and After (1995, USA) あるいは美少年

誰もが知ってるシュワちゃんのターミネーター・シリーズは大好きだった。特にタミネ2で彗星のように現れたエドワード・ファーロング(当時14歳)の普通の子供とは思えない愛らしさにはハート鷲掴みで、何回も何回も見たっけな。さぞやステキな青年に成長して…

マンプク宮殿17 廃墟と青空

最近はとんと見なくなった洋楽アルバムや曲の謎邦題。映画の世界では未だに原題考えると何それ?みたいな邦題がチラホラだが洋楽の国内盤需要が壊滅的に無くなったこのご時世、音楽業界ではタイトルをひねり出す時間も頭の余裕も無くなってしまったのであろ…

Episode 1805 : I would talk about it when I went to heaven 3-3

冥途の土産話 3-3 【前回までのあらすじ】卒業旅行の道中で、色々お世話になったゴシック・ロックバンドの中心メンバー。山登りに観光案内、お宅訪問と盛り沢山の日々だったが、会えば会う程それでいいのか感炸裂の面白すぎる日常が見えまくるモーメントが頻…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 19 : 光をくれた人 The Light between oceans(2017)

見終わった後、場面場面を思い出すたびに、どんどん悲しみが蘇ってくる、地味だけど忘れられない作品になりそうです。 知らなかったけど、超セクシ―俳優として、絶賛ブレイク中だというマイケル・ファスベンダー。役によって全く個性が変わる方のようで、黒…

マンプク宮殿16 好きではないけど懐かしい2

前回はプログレ系に偏っていたが、80年代前半の中高生時は普通にヒットした作品も良く聴いていた。友人との貸し借り、FM放送からのエアチエック。従兄が聴かなくなったアルバムを譲りうけたり・・等々。 丁度あの時代は70年代に売れていたバンドが音楽性を…

Episode 1804 : I would talk about it when I went to heaven 3-2

冥途の土産話 3-2 【前回までのあらすじ】卒業旅行で訪れたイギリス。各地転々とする道中、2年間文通していた憧れのバンドメンバーとリアルで対面!が、まさにリアルな本人は「憧れ」という言葉が瓦解し、音楽や映像では伝わってこなかった一面が見えまくる…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 18 : プルートで朝食を(Breakfast on Pluto, 2006 Ireland)

気になる俳優さんがいると、中古輸入盤で探してでもDVDをゲットしてしまう。最近はAmazon UKが本体は50ペンス(100円以下!)でも、送料を£11も取るようになって憤懣やるかたない。 前にも紹介した「真珠の耳飾りの少女」でスカヨハの彼氏役を演じてい…

マンプク宮殿15 好きではないけど懐かしい1

このタイトル、4年ほど前に出た坂本慎太郎アルバムの収録曲のものだが、良いタイトル。そういう感じするもの沢山あるある。 昔から自分が嫌いそうだ、趣味にも信条にも合わない、と思ったものは極力近寄らない、関わりを持たない、関わりが出来そうになった…

Episode 1803 : I would talk about it when I went to heaven 3-1

冥途の土産話 3-1 このバンドの話は、叩けば幾らでも埃が出るため、各方面に影響が及ばないよう、これまで殆ど語る事はなかったが、自分にとって冥途の土産話度が高いうえに、現在の国内外における黙殺度を考えると既に時効は充分に過ぎたと思われるので、今…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 17 : King Arthur(Legend of the sword 2017)

歴史はあまりよく知らないくせに、歴史ものが好きだ。特にイギリス系は食指が動く。「キング・アーサー」なんて言ったら単語として「円卓の騎士」とか、「聖剣エクスカリバー」くらいしか知らないが、「新作!欧米で大コケ!監督はシャーロック・ホームズの…

マンプク宮殿14 母のビンタとWe are time

音楽を聴いていて親に殴られた!という経験のある人は多いのだろうか? パンクやメタルのレコードを大音量で鳴らしていて「うるさい!」と怒られた輩は私の周りにも大勢いた。私自身もレコードを自分で買うようになった当初、KISSやDEEP PURPLEを夕飯後ステ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 16 : Hired Gun (2016 USA)

音楽は大好きだが、私は楽器が弾けない。妹も楽器はできないが、ジェントルマンに付き合って数年前から参加し始めた年一回のライヴ合宿で、キンパツのヅラを被ってエアギターを弾いている(?)雄姿を録画で見た時は感動した。たとえ弾けなくても長年体に染…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 15 : ミケランジェロ・プロジェクト

両親を見送る前から、もう二人は病院から、施設から家には帰ってこれないと分かっていたので、相当な年月分の家財を始末せざるを得ない状況になっていた。どでかいタンスや両親の衣類、その他諸々清掃局に依頼して何回もトラックで来てもらい処分したり、施…

マンプク宮殿13 帰省とFOOL’S MATE

年末年始の地方出身者の嗜み、実家への帰省を今年も無事行った。ここ10年ほどは実家へ戻る前に帰路途中の街へ立ち寄るという習慣が我が家にはある。秋田市、弘前市、そしてここ数年は仙台市に宿泊。冬の東北地方への旅、大雪の中での雷鳴に怯えたり、余りの…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 14 : Baby Driver (2017 USA)

誰でもお気に入りの音楽があると思う。頭に残って離れない曲。落ち込んでる時聞くと復活できる曲。逆に気分が悪い時には絶対聞きたくない曲。スーパーやラーメン屋さんのチェーン店のテーマ曲みたいな、どうでもいい曲が耳から離れなくて困ることもある。こ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 13 : The Hutton Garden Job (2017 UK)

年末恒例、妹とざわめく台湾に行った。いつも親戚や友達に御馳走してもらうばかりなので、今回は極力自由に過ごすことにした。朝ごはんはホテルの横の小さな店でお粥が食べたいね。でも確実に言葉が通じない愛想のない奥さんがひとりでやってる店なので、念…