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Episode 1805 : I would talk about it when I went to heaven 3-3

冥途の土産話 3-3 【前回までのあらすじ】卒業旅行の道中で、色々お世話になったゴシック・ロックバンドの中心メンバー。山登りに観光案内、お宅訪問と盛り沢山の日々だったが、会えば会う程それでいいのか感炸裂の面白すぎる日常が見えまくるモーメントが頻…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 19 : 光をくれた人 The Light between oceans(2017)

見終わった後、場面場面を思い出すたびに、どんどん悲しみが蘇ってくる、地味だけど忘れられない作品になりそうです。 知らなかったけど、超セクシ―俳優として、絶賛ブレイク中だというマイケル・ファスベンダー。役によって全く個性が変わる方のようで、黒…

マンプク宮殿16 好きではないけど懐かしい2

前回はプログレ系に偏っていたが、80年代前半の中高生時は普通にヒットした作品も良く聴いていた。友人との貸し借り、FM放送からのエアチエック。従兄が聴かなくなったアルバムを譲りうけたり・・等々。 丁度あの時代は70年代に売れていたバンドが音楽性を…

Episode 1804 : I would talk about it when I went to heaven 3-2

冥途の土産話 3-2 【前回までのあらすじ】卒業旅行で訪れたイギリス。各地転々とする道中、2年間文通していた憧れのバンドメンバーとリアルで対面!が、まさにリアルな本人は「憧れ」という言葉が瓦解し、音楽や映像では伝わってこなかった一面が見えまくる…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 18 : プルートで朝食を(Breakfast on Pluto, 2006 Ireland)

気になる俳優さんがいると、中古輸入盤で探してでもDVDをゲットしてしまう。最近はAmazon UKが本体は50ペンス(100円以下!)でも、送料を£11も取るようになって憤懣やるかたない。 前にも紹介した「真珠の耳飾りの少女」でスカヨハの彼氏役を演じてい…

マンプク宮殿15 好きではないけど懐かしい1

このタイトル、4年ほど前に出た坂本慎太郎アルバムの収録曲のものだが、良いタイトル。そういう感じするもの沢山あるある。 昔から自分が嫌いそうだ、趣味にも信条にも合わない、と思ったものは極力近寄らない、関わりを持たない、関わりが出来そうになった…

Episode 1803 : I would talk about it when I went to heaven 3-1

冥途の土産話 3-1 このバンドの話は、叩けば幾らでも埃が出るため、各方面に影響が及ばないよう、これまで殆ど語る事はなかったが、自分にとって冥途の土産話度が高いうえに、現在の国内外における黙殺度を考えると既に時効は充分に過ぎたと思われるので、今…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 17 : King Arthur(Legend of the sword 2017)

歴史はあまりよく知らないくせに、歴史ものが好きだ。特にイギリス系は食指が動く。「キング・アーサー」なんて言ったら単語として「円卓の騎士」とか、「聖剣エクスカリバー」くらいしか知らないが、「新作!欧米で大コケ!監督はシャーロック・ホームズの…

マンプク宮殿14 母のビンタとWe are time

音楽を聴いていて親に殴られた!という経験のある人は多いのだろうか? パンクやメタルのレコードを大音量で鳴らしていて「うるさい!」と怒られた輩は私の周りにも大勢いた。私自身もレコードを自分で買うようになった当初、KISSやDEEP PURPLEを夕飯後ステ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 16 : Hired Gun (2016 USA)

音楽は大好きだが、私は楽器が弾けない。妹も楽器はできないが、ジェントルマンに付き合って数年前から参加し始めた年一回のライヴ合宿で、キンパツのヅラを被ってエアギターを弾いている(?)雄姿を録画で見た時は感動した。たとえ弾けなくても長年体に染…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 15 : ミケランジェロ・プロジェクト

両親を見送る前から、もう二人は病院から、施設から家には帰ってこれないと分かっていたので、相当な年月分の家財を始末せざるを得ない状況になっていた。どでかいタンスや両親の衣類、その他諸々清掃局に依頼して何回もトラックで来てもらい処分したり、施…

マンプク宮殿13 帰省とFOOL’S MATE

年末年始の地方出身者の嗜み、実家への帰省を今年も無事行った。ここ10年ほどは実家へ戻る前に帰路途中の街へ立ち寄るという習慣が我が家にはある。秋田市、弘前市、そしてここ数年は仙台市に宿泊。冬の東北地方への旅、大雪の中での雷鳴に怯えたり、余りの…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 14 : Baby Driver (2017 USA)

誰でもお気に入りの音楽があると思う。頭に残って離れない曲。落ち込んでる時聞くと復活できる曲。逆に気分が悪い時には絶対聞きたくない曲。スーパーやラーメン屋さんのチェーン店のテーマ曲みたいな、どうでもいい曲が耳から離れなくて困ることもある。こ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 13 : The Hutton Garden Job (2017 UK)

年末恒例、妹とざわめく台湾に行った。いつも親戚や友達に御馳走してもらうばかりなので、今回は極力自由に過ごすことにした。朝ごはんはホテルの横の小さな店でお粥が食べたいね。でも確実に言葉が通じない愛想のない奥さんがひとりでやってる店なので、念…

マンプク宮殿12 ハマタイ!クリスマス

ここ数年来我が家の恒例行事として行われるクリスマス前後のイベント。夫妻とも若い頃からその手の行事にはあまり縁の無い生活を送っていた上、聖者の生誕を祝う気持ちなぞ毛ほども持っていない不信心者なので聖夜とは程遠いものになるのは明らか。 同日生誕…

Episode1712 : The Disappointed 3 / Kycilia Sabi

練馬残念猫3 キシリア・サビ 現在の家に越してきて10年以上経った。桜台駅を挟み豊玉地区から桜台地区へ、旧居から歩いて10分足らずの場所なのに、突然豪農屋敷(=現在の大家)や田畑、その農家一族の鎮守稲荷、夥しい数の空き家が拡がる、豊玉とはかなり趣の…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 12 シング・ストリート

生まれて初めてパーマをかけたのは、高校の卒業式の直前だった。好きなことにうつつをぬかし浪人することになってたので、勢いブライアン・メイ系のパーマにしてしまった。当時の技術ではQueenは無理だったようで、限りなくアフロに近く、「なぜ卒業式が終わ…

マンプク宮殿11 学食の中華丼とHATFUL OF HOLLOW

学食の中華丼とHATFUL OF HOLLOW 80年代、バブル経済だったらしいが恩恵もなく、ロングコートに栄養失調気味の身体を包み若さを無駄遣いしていた英国音楽ファンの方々。今では私を含め中年から初老に片足突っ込み加齢臭漂う皆さまが今盛り上がっているのはTH…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 11 ロビン・フッド

セレブの訃報は知り合いでもないのにいきなり入ってくる。ネットだったり、狸夫婦からだったり、友人からだったり。2016年に至っては本当に多くの方々が他界された。ボウィ様、プリンス様、後半にはPバーンズ等々...数年前のMJ様の急死もお互いファンでも…

マンプク宮殿10 アースバウンドと萩の月

各地方の土産菓子。私の出身地だと「○○○の玉子」がまあまあ知名度がある模様。しかし、東北地方の土産菓子で一番人気あるのが仙台の「萩の月」なのに異論はないだろう。上京してから数十年、帰省時に「お土産は萩の月で」と何度頼まれたことか。確かに地元の駅…

Episode 1710 : I would talk about it when I went to heaven 2

冥途の土産話 2 記憶の新しいうちに、書き留めておこうと思う。 20代前半から40代初頭まで、より具体的にいうと1989年から2007年、レコード会社の依頼で洋楽の歌詞対訳という副業をしていた。18年で200枚強手がけたと思う。何故過去形かというと、対訳の依頼…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 10 プリシラ

無意識だと思うが、私は案外ゲイものに寛容だ。選んで観ているわけではないが、偶然当たる確率が結構高い。しかし、タイで念願のオカマ・ショーが見れ、タイ旅行の経験のある友人に喜んで話すと、「うちの主人はあの中には絶対本物の女性が混ざってるんだっ…

マンプク宮殿9 ホヤとヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(後編)

私が中学生の時出版された北村昌士氏(故人、当時は音楽雑誌FOOL'S MATE編集長。)の著作「KING CRIMSON 至高の音宇宙を求めて」という書籍、乏しい小遣いの中から必死で入手し何度も読み返していた。(今でも手元にあるが手垢と破損で見るもおぞましい状態…

Episode 1709 : The Disappointed 2 / Ms. Ashura

練馬残念猫2 アシュラさん 主人と入籍して最初に住んだ集合住宅のそばには、小学校が隣接する公園があった。当時は沢山の動物が住みつき、それに対し誰もが何の疑問も抱かず温かく接していた。しばらく公園で暮らす間に頼れる人間と出会い、飼い猫に昇格する…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 9 ターザン:REBORN

台湾の親戚で’15年末に亡くなった最年長の従姉の次男、建ちゃん(54)は奥さん共々日本の大学を出ていて、長女も今年日本の通訳養成コースに留学している。従姉の子供の方が私たちの年齢に近いので、若い頃から色々な形で縁があった。どうにもこうにも留学中か…

マンプク宮殿8 ホヤとヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(前編)

その昔、仕事から帰ってきた父が晩酌でサッポロを飲んでいる時、傍らの皿に入っているオレンジ色の憎い奴、臓腑を掘り出したように見えるそれが「ホヤ」なる海産物だと認識したのは小学校を卒業するかしないかの頃だった。父のみならずお盆などで親族が集ま…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble 8 アキヤマの弁当

映画じゃないけど。 今は何でも食べれる時代だ。しかし、どうでもいいものが無性に食べたくなる。高校時代の母の弁当だ。キャラ弁でもなんでもない。質実剛健な弁当。匂いも色も移ってしまいそうな深めのタッパーにギュウギュウに詰め込まれた赤いスパゲッテ…

ハンブルサーバントの独り言 Humble Mumble Summer Special : Who Do You Think You Are(BBC) あるいはSuffragette(未来を花束にして)

2004年から好評を博しているUKの先祖探しTV番組、Who Do You Think You Are. そういえばイギリスの何人かの友達との会話にも何回か登場していた。先日4半世紀ぶりに会いにいったEssexのPeter親子は「探しても探しても、どこまでも貧乏だった。「Happy but Po…

マンプク宮殿7 ビッグマックとCLOSER

どこの地方都市でも大体そうだとは思うが、私の育った街も1980年代初頭位までは全国チェーン展開している外食産業、小売業系の店舗は殆ど進出して来ていなかった。地元資本のチェーン店、個人経営店舗で商店街は形成され、どこも18時、遅くても19時には閉店…

Episode 1707 : The Disappointed 1 / Ms. Kodera

練馬残念猫1 小寺さん 今から19年前の2月、婚約したばかりの主人と私は、新居の候補地を足で歩いて見ることにした。当時主人は世田谷に一人暮らし、私は池袋に家族と住んでおり、既に母が要介護状態だったので、独立しても通勤の行き帰りに実家へ寄る事が今…