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Killing Joke / Killing Joke

Killing Joke

 現役ポスト・パンクの重鎮、キリング・ジョークが90年代後半の倦怠期を脱出、2003年にデビュー作と同じセルフ・タイトルにて発表した復活作です。80年代後半から時流に乗せたキレイめサウンドで失速していただけに、本来の真骨頂である隙間のない真っ黒なゴリゴリ感に感動すら覚えます。リーダーのジャズ・コールマンは何とクラシック畑出身で欧州では指揮者としても名を馳せており、昨今のP・フロイドやツェッペリン等のロック・シンフォニーのスコアを書いてたり、フランス文化省から芸術文化勲章シュバリエ位を授与された上、どっかの教会で聖職者の資格があったり、そんな高尚な人がどうしてこんな絶叫ブビャーな音を出せるのか、見た感じは悪いカダフィ大佐みたいなのに皆目見当がつきません。(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、EICP-265)

Jul. 2011