本年グラミー賞を獲得したマーズ・ヴォルタの、受賞曲を収録した4作目「ゴリアテの混乱」です。このアルバムにはとにかく「隙間」がありません。急勾配を転げ落ちてくる火砕流ばりの強烈な演奏に、脳天直撃のファルセットヴォイスが追討ちをかけ、あとひと針動いたら大爆発する時限爆弾みたいなテンションが隅々まで張詰めていますが、自分と波長が合う時はたまらなくカッコいいです。おまけDVDではライヴも観れますが、程度の差こそあれ、何故かメンバー全員頭がちりちりでした。肩幅と同じ位、頭がでかい人もいました。おぼんこぼんみたいな、やせたちりちりの人がリーダーなんだそうです。(ユニバーサル, UICU9053)
Feb. 2009
補足 Sep.2016
先週のキッスで緩んだ脳には少々キツい、このアルバム。ですが皆さん、時はすでに上半期決算を迎える9月、第2四半期もここで終了です。結果にコミットしなくてはならない方も多いでしょう。そんな時、頼まなくてもおしりに火をつけてくれるこんな作品が頼りになります。ちょっと自分からイライラして、前のめりにしておけば、1日位完全オフ日もできそうです。私は頼まれても頑張りませんけどね。