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ハンブルつれづれ:その4Mission in Tainan 在台南的使命

いや~、充実のオランダ旅行も終わり、ピュアディスタンス・イベントも大成功を納め、もうしばらくは通常生活よね~と思いつつ、訃報はいきなりやってくる!亡き最年長従姉のつれあい(87歳)が5月末に他界し、台湾には珍しく、速攻で葬儀が行われることに。6月6日!どうすんのよ、航空券!コッケ~~~~!!!

 

①やったぜ、タヌ、LCC!

従姉の時も慌てて、生まれて初めて成田ー高雄行きLCCを利用したものの、チェックインカウンターも果ての果ての果て!やっとついても全く受付が進まない昭和のチェックインか!...という苦い経験があったけど、今回は別の会社で、ちゃんとターミナル2からだし、もう令和だし大丈夫よね~って、どうしても仕事で休めなかったタヌがねじり鉢巻きで、一番財布と体に優しい時間帯を選んでくれたのよ!凄かったわ、成田から高雄に行く人なんて、ほとんど台湾の人に決まってるし、どうすんですか、その荷物!ってくらい、超過料金当然で奥さんひとりでも家電やスーツケースを4,5個平気で預けてるの!そういや、そういう方々が悠々自適大荷物で都営大江戸線とか乗ってくるし、猛烈に格安航空券を使いこなしてるのには頭が下がったわ!家族5人連れとかゾロゾロ!でも何のサービスもないのが前提の飛行機だけど、魔がさしてオプションで焼きビーフン(冷凍;極小)を注文したら350元もして、(現地でアツアツ焼き饅頭が1個15元で食べれる)、お金の使い方をこの時ほど恥じたことはなかったわ!ゴゲッ!

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高雄空港では①クマの②ゆるキャラ がお出迎え。ポスターの他に段ボール製の立体物もある 「目指せくまモン」の志は認めるが、小物感は否めない

②Deluxe Single

高雄から葬儀会場のある台南に知人の車で移動。ホテルは自力じゃ泊まれない豪華ホテルを従兄が会員割引で2泊とってくれてたの。3年前の従姉の葬儀の時と同じホテルで、いいホテルなのに当時部屋にタオルがないことにビックリ!「環境保護のため」という事で、あの時は夕食後近所のスーパーに慌ててタヌとタオルを買いにいったのよ。だから用意周到、今回はしっかりタオル持参!と、思いきや、なぜかデラックス・シングルが当てがわれてて(従兄は知らない)、タオルは当然あるし、ウェルカム・フルーツ(毎日)、お菓子、飲み物、ガラス張りのシャワールームに優雅なバスタブ、ベッドは両手を広げても届かないほどの大きさ!クローゼットもデスクもソファーもスッゲー!立派。うちの何倍も広い!

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でもよく見たら、ドアにバーン!と室料いくら!ってポスターが貼ってあるの。あんまり、ないよね、そういうの(;'∀')なおかつ、ベッドサイドには重々しい注意書きが...「どうしてもこの部屋の備品を持って帰りたい方はフロントにお申しつけ下さい。タオル;いくら~、バスローブ:いくら~、グラス、お皿、ブラシ、ソープディッシュ...(英語&中国語)」に至るまで、全部値段が書いてあるの!そうだったのか~(-_-;) よく箱根の温泉でも某国の観光客が湯沸かしポットは当然、テレビまで持って帰ろうとして困るって聞いたことがあるけど、ホテル側でも苦肉の策だったのね!恐らく、通常のツインルームとかには今もタオル置いてないんだろうな。泥棒以前に、私はちゃんと「シーツ交換不要です」カードでエコ面で協力したわよ!コケッ!

 

③武道館アリーナ級葬儀!

故人ポヨンは若い時から姉妹共々仲良くさせてもらってたけど、腰が抜けるほどのお金持ち!息子たちも立派な社長さん!従姉の葬儀も献花がすべて胡蝶蘭でそこそこ凄かったけど、あれが中野サンプラザ級だとしたら、ポヨンは武道館のアリーナ級の豪華さ!広大な祭場の敷地の中に長屋形式縦割りで、沢山の家族がそれぞれに葬儀を行ってるんだけど、ポヨンの式場はメガトン級戸建て!門まである!数百基はあろう献花の数々。祭場のスタッフも精鋭を集めていて、スタイリッシュな黒服でキレキレッの誘導、おもてなし。外戚でも、亡き妻の従姉妹ということで最前列に座らせてもらったけど、まず、ぶっとんだのが一番最初に献香(長い線香で三度挨拶)したのが家族ではなく、台南市長!う~ん、故人のお徳が忍ばれます。

 

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ハン1とタヌの義従兄、ポヨンの葬儀会場。献花と人のサイズ参照

④お暇なら行ってヨネ!麻豆代天府(まとうだいてんふ)

葬儀後、私だったら破産しそうな豪華な精進ぶるまいの後、台南でも父の出身地、のどかな麻豆へ!ちょっと皆さん、びっくりなんだけど、ここの巨大な廟、「麻豆代天府」は5人の神様を祀る地元でも傑出したご利益スポットになってて、全国から参拝客が絶えず、ついにウィキベディアにも登場!すでに土地の名士だったうちの伯父が清の時代からの伝説と数々の奇跡に基づいて、陣頭指揮を市から任され建立した「寺院」なの!(道教だけどね!)変な張りぼてや、地獄めぐりなど、愉快な?テーマパークみたいのもあって、サティスファクション・ギャランティよ!(リンク参照)外でお香を焚いてる香炉のおばけみたいのにしがみついてる龍神様も最も誉高い「5本指」!人生変わるわよ~。交通不便だけど( ´艸`)

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(左)麻豆代天府名物、通称マトちゃんこと巨大龍。胎内は地獄巡りテーマパークになっている (中央、右)観音堂の壁面にはゆるい神様がいっぱい居る。特に右側はまずいものを感じる ハン1のこの文章を読むと「ちょっと頭のおかしい人の妄想」みたいに聞こえるかもしれないがすべて事実で、実際に麻豆代天府もあるし、地獄巡りもできる。地獄は定期的に内装の手入れをしているらしく、最新写真をみると初めていった時(1985年)と比べかなりスタイリッシュになっていた。近々ハン1さんと確認に行く予定


⑤Breakfast at Tainan Station

早くも帰国日。切符の都合で、帰りは台北の桃園国際空港から。朝食なしのプランだったので、早めに新幹線台南駅に出て、ショッピングモールもある駅で朝食を~と密かに計画してたのよ。でもね、義理人情に篤い台湾!もう一人の最年長従兄(81現役社長)が、意地でも台南駅まで送っていく!とショーファー付きでロビーに待機!ネットで予約しといた新幹線の時間が遅すぎる!ということで、列に割り込んででも1便早い切符に交換してくれました(;'∀')さあ、土産も買ってやる、どれがいい、どれがいい、選べ!選べ!と夫婦で煽るが結局夫婦で決めてガンガン買ってくれる。「ここに座ってトランクに詰めなさい」「これもおいしそうよ!」「どう?どう??」いつもは大人しい社長夫人が結構スパーク!(※一応会話は英語)「もう、はいらないよ~」「見せてごらん!まだいけるわ!!」ピューッと別の店で箱菓子を買ってくる。ふふふ、もう、駅で朝食を、なんて時間もなくなってきたから、じゃあ、お弁当買って車中で食べるよ!」と言うと、よし!!!台湾のお弁当、茶色くて美味しいしね!でも、「まだ店やってなかった、ほら!朝ご飯だ!」従兄が買ってきたのはセブンイレブンの握り寿司セットでした。灼熱のホームで食べました。御恩は一生忘れません。コッケ~~~~!!!

 

⑥Never Again LCC!!!

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台南駅から桃園駅で下車、そっからタクシーで...と思っていたけど、前出の従兄が「バカか!乗り継ぎ電車を使え!直結だ!」はいはい、確かに...チェックインも案外すんなりできたものの、そこからがお遍路の旅!乗り場がいくら歩いても出てこない!昼ご飯は?トイレは今いったほうがいい?何十年ぶりの桃園空港は様変わりして、LCC乗り場はやっぱり辺境の地!エスカレーターで1階下がって、まだまだ出てこない!途中、なぜかジョー・マローン(左)の出店があり凄く賑わってたので、焦ってるわりにはタヌヘの報告のため写メ!

はあああ~、やっと出てきたよ、乗り場。まさかの、今時、シャトルバスだよ~~~~!炎天下の中、タラップをゾロゾロみんなで登って機内に入ると、せめてもお詫びか?ミスト状の冷気がシュンシュン噴霧されててお客をねぎらってくれましたとさ。もう、よってたかってみんなに良くしてもらって、やめらんないわ、やっぱ。ありがとう、台湾!バサバサバサ....