LPT annex

whatever LPT consists of

Humble Mumble その30:Queenつれづれ①、あるいはMr.Robot(2015~USA)

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すっかり忘れていたが、Queenの初来日は1975年4月17日だという。HMでも書いたが、10代の私は44年前の今頃、武道館で半殺しの目にあったわけだ。可哀想、10代の私!

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その初来日のちょうど44年後にあたる今月4月17日、Team LPTはクラフトワークを観に行く

しかし、今となっては後日談になるが、Bohemian Rhapsody(ボラプ)大ヒットおめでとうございました!主役のラミ・マレック氏に至ってはオスカー賞受賞、アカデミー賞受賞、メアリー役の女優さんとマジ交際中など、ここまで世界が変わるとは当の本人が一番思っていなかったのでは。

結局、劇場で4回も見てしまったが、4回目に至っても満席。すでに各賞受賞後だったから、ファンでもなんでもないけど、運動会で聞いたことのある曲やってるバンドらしいし、話題作だから見ておこうという系のアラフォーご夫婦とかが多かった。フレディが男性にキスされるたび(2回ある)、「うわ~~~」と隣で声を上げるご主人がウザかった。

今ではAmazonUKから送料込みで1700円でGetできたDVDも家にあるので、いつでも堪能できるが、妹夫婦に至ってはいまだに見ていない。もう、暑苦しい姉の説明でお腹いっぱいといったところか。UKの朋友、Peter Hallでさえ、「全然興味ない!TVに降りてきたら見るよ」とそっけない。しかし、日本では「ボラプ」を追うように、同等規模で「翔んで埼玉」が大ヒットしているという。日本て一体...

 

MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン1 バリューパック [DVD]
ラミさん、ほんとによく頑張った!! 

 

しかし、あの個性という枠を超えているフレディ役を演じたラミ氏は、以前からアメリカの人気テレビ・シリーズ(今も続行中)「MR.ROBOT」の主役で、その演技が監督に認められオファーがきたという。ネットで見ると、あるわ、あるわ、彼のインタビュー映像。もちろん、入れ歯もはずしていて(今は入れ歯に金メッキして、大事に保管してるという)とても知的なナイス・ガイだ。オファーが来た時、自分は歌も歌わないし、踊りもやらないし、どうかな~と、非常に謙虚な反応をしてしまったというが、フレディの本名が「ファルーク・バルサラ」だと聞いて、「できるかもしれない」と確信したという。ラミ氏本人、エジプト人でアメリカに家族で移民してきている。(彼、双子なんです!)

私ははまるとひつこいので、特に海外のテレビ・シリーズものに手を出すのは極力控えようと思っていたが、つい、中古で、Mr.Robot Season.1ゲット!ひとつのパッケージに10話分入ってて、1300円すよ!どんな演技が認められたのか観てみたかった。確か、何かのカタログで黒いパーカーのフードを頭からかぶっている、異様な目つきの写真を見た事があり、その時「ウゲッ!何、この人???サイコもの?異常犯罪もの???」と何回も見直し、スルーしていた人だ。

実際観てみると、超現代ネット社会NYが舞台。人間関係が築けない変り者。昼はサイバーセキュリティ会社で働き、夜は凄腕ハッカーとして他人のプライバシーに侵入したり、企業の情報をリークしたり...その腕を見込まれ、色々な出来事に巻き込まれていく...

安いだけあって、字幕のないヨーロッパ版を買ってしまったので、ネットでだいたいの内容を把握しながら見てみた。地味だ。すごい地味だ。やたら、パーカーを頭からかぶる。移動は地下鉄。ドラッグもやる。色んなキャラが混在し、特に上昇志向の塊のスウェーデン人夫婦が怖い。スウェーデン語で話すから、その時だけ英語字幕が出るが、物凄い早口でついていけない(-_-;) ヤクのせいで記憶が途切れている。現実なのか妄想なのか、見ていてもわからなくなる。Mr.RobotというPC修理店をやっていた今は亡き父親役をクリスチャン・スレイター!あの名作、「薔薇の名前」で、ショーン・コネリー様の弟子として17歳の初々しさ丸出しで、本当に綺麗だった彼も、世の中の汚いものぜえええ~んぶ吸い取っちゃいました~って感じで、非常に嫌なイイ味を出している。

いや~。世の中には私たちの知らない作品が沢山あって、とても見切れないけど、その中から見いだされ、運を手にしている人って、やっぱ違うんだな。この地味な彼が、ムーブメントコーチにつき、特訓を重ね、世界中の人の胸を打つフレディを演じたわけだ。撮影初日があの伝説のLIVE  AIDシーンだというから驚きだ。

今更ながらジェントルマンに教えてもらって手に入れた、Queen Live at Rainbow '74の映像には私の中で止まっている「悪魔のように綺麗」なフレディが異様なオーラを発しながら動き回っている。「僕はロバート・プラントより、ライザ・ミネリに近い」と生前言っていたという。なんか、わかるわ。フレディ。スタジアム級狙ってたのは全く気付かなかったけど。改めて、R.I.P!!

 

※令和第一弾は、Queenつれづれ②を発信予定!アディオス、ヘイセイ!グラシヤス!

マンプク宮殿26 R.I.P Mark Hollis (ex. TALK TALK)

 ’80年代初頭~中盤にかけて盛り上がった「ニューロマンテイック」と日本では呼ばれていた一連のバンド群。今でも現役感があって活動しているのはDURAN DURANくらいか?
VISAGE(リーダーお亡くなり済)CULTURE CLUB(少し前に新作ライブ盤が出ている)ABC, Spandau Ballet、HUMAN LEAGUE(ここら辺は懐かしのバンドイベントなんかの常連、日本ではビルボード東京なんかでやっている)マイナーなとこではclassics nouveauなんていうのもいたか。
 日本でもヒットしていたのでFM等で聴く事も多く、好き嫌いに関わらず知っている曲は多いのだが、当時バリバリのロッキングオン史観に毒されていた私はここらあたりの音は積極的に聴く事は無かった。
 当時、DURAN DURANの仲間、弟分みたいな形(レコード会社もプロデューサーも同じ、ライブ対バンの機会も多かったらしい)で日本でも紹介されたバンド、気持ち悪いデ゙ザインのジャケ、顔のパーツが全て唇になったアルバムがリリースされた事を微かに記憶しているバンドが今回の主題、TALK TALKというバンド。2nd シングルのバンド名と同タイトルの曲が本国でも小ヒットし、リリース当時から名前だけは知っていたが、気に留める事も無く10年以上が経過。
 90年代半ば位に、家にあったプログレ名盤ガイドみたいな本を何ともなく流し読みしていた時に、彼等のアルバムが紹介されている事に気付いた。「はて?ニューロマのバンドがなんでこんなところに紹介されている?」と引っかかり。それから数日後、たまたま立ち寄った中古盤屋に件のアルバムが大廉価で売られているのを発見。確か500円もしなかったはずだが、ま、この値段なら試しに聴いてみるか・・・と思って購入。

 

Laughing Stock

 

 「Laughing Stock」、活動時5枚のアルバムを残している中の最終作。一聴してプログレだとは思わなかったが、侘び寂びすら感じさせる空間の多い音作りの中に漂う異常な緊張感。レーベルがverveという先入観もあってかジャズ(とはいえECM系)のような感じもする。最初聴いた時はDAVID SILVIANのソロアルバムに似ているかな?とも感じたが圧倒的にこちらの方が素晴らしい。「こりゃあ凄い掘り出し物だ、他のアルバムはどうなのだ?でも、この音で最初からやっているとしたら絶対ニューロマンチックなんて範疇入ってないよな」と探究心に火がつき他のアルバムも探し出す。
 結果、1枚目はかなりポップでまあニューロマといえばいえなくもない。2枚目~3枚目で大分音が重厚になり、唄もかなり悲哀を感じさせるものに、このあたりは本国イギリスではまあまあヒットというところだが、大陸ヨーロッパ各国ではチャートアクションもかなり高いところまで行っていたらしい。4-5枚目あたりは少し前の言い方でポストロックとか音響系とか言われていたものとかなり近似値に。
 3-5枚目のアルバムは今でも我が家で良く再生されており、ライブDVDも観ていたりもする。映像で見るメンバーは地味・・・。デビュー当時の写真を見ると笑顔で写り、身だしなみも若手バンド系の華やかさが少しあるのだが、ライブの時期(3rd-4thアルバムの頃)のボーカリストの格好は洗いざらしのジーンズ&綿白シャツ、中途半端な長さのボサボサ髪でサングラス。で、唄う時は殆ど俯いていて前見ない。間奏が長い部分ではドラム台に座ってるし・・・。華やかさとは全く無縁なステージで、下手すると駆け出しゴス系バンドのような趣なのだが演奏と唄は超絶、客もかなり盛り上がっていた。

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左:デビュー当時 右:解散前

 解散後、ボーカリストはソロアルバム1枚出した後、ほぼ引退。ベースとドラムは解散後O.rangというユニットで2枚作品を出しているらしい。(探しても見つからないしweb上で見つけても高値で手が出ない)ベースはPortisheadのボーカルと共同作を出したりしており、ドラマーはBark PsychosisというTALK TALKにシューゲイザー風味を加えたようなバンドで叩いたりもしていたが、表舞台から皆遠ざかっている感じは否めない。

 今年に入り、たまたま彼等のベスト盤を聴いた数日後、ボーカリストのMark Hollisが亡くなったというニュースが流れてきた。殆ど引退状態だったので義理の従兄がTwitterで告知したというのがソースというところが何とも淋しい限りだったが、それでも日本の音楽ニュースサイトでもそれなりに取り上げられ、DURAN DURANのメンバーやCUREのビデオディレクターだった方々がお悔やみを述べていたり、デビュー時以降はまともに日本盤でのリリースもされなかったバンドメンバーの訃報としては大きい扱いだったのが香典代わりになるのだろうか・・・
 
 昨今の若いころ良く聴いていた方の訃報続きの中で、誰が亡くなってもあまり驚く事もなかったが、この方の死はかなり大きいショックを受けたのが不思議だった。20代後半以降に再発見した音楽でここまで熱中したものが他にあまり無かった上に、今でも定期的に聴いていたからだろうか。諸行無常を感じる事が最近増えた・・・f:id:Tanu_LPT:20190326170611j:image

(この文章、1月前にとりかかったのにバタバタしていて、ようやく今日、本腰いれて書き始めた途端今度はSCOTT WALKERの訃報も流れてきた。次回はSCOTT WALKERか?訃報祭りにならない事を祈る)
 

Humble Mumble その29:テレビ通販あるいは、たなぼた宝塚

随分前から24時間、テレビの画面を通して商品を紹介しながら、どんどん電話やネットで商品を売っていく、それも家にいながらにして手には取れなくても洋服や家電や、なんでもかんでも化粧が濃くて弁のたつ「ナビゲーター」とやらが、モデルを使いながら繰り返し繰り返し視聴者を煽るように巧みに紹介していくので、かなりの売り上げだという。画面下には「残りあといくつ」とか「現在の売り上げ数」とか「売切れ!」とかLIVEで出るもんだから、心理学的にも購買意欲を煽る作戦は成功してるらしい。「只今、電話が大変繋がりにくい状態になっております!」と言いさかんにネットからの購入も促すが、それも作戦か、ためしに電話してみると即繋がったりもするという。(おばちゃん、ネットできんけん)

 

繰り返し同じVTRで宣伝する健康食品CMも後を絶たない。初回限定無料!とか、なんと、初めての方にはもう一箱無料でプレゼント!とか、「本当にこれのおかげで人生楽々です!」など、絶対どこかの劇団の名もない俳優さんが演じてるのもバレバレなのに、健康食品とか、そんなにいいものが世の中に溢れてるなら、それさえ摂取してれば病院いらないんじゃね?と、ついつい私のようなひねくれ者は購買意欲が逆に消滅する。

 

そんな中でも、某ショッ●●ャンネルで色々購入している友達が、本人は応募した覚えはないと言うが「宝塚劇場ペア鑑賞券」に当選した。ちゃんと書留で書類が届き、来れても来れなくても絶対同封ハガキで「出欠」の返信をしてとの念の入れよう。席は当日までどこだか分からないけど、一緒にいかない?と誘ってくれたので、お言葉に甘えた。

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いやはや、来てるお客さんが濃かった!宝石、毛皮に身を包み、青いアイシャドー、全身ピンクハウス(R.I.P.)の70前後とおぼしきご婦人。まずは招待客の列に壁に添って延々並ばなくてはならない。列が長くなるので同伴者(私)は劇場正面の「お友達待合場所」で待機しなければならない。それでもタダなんだし、宝塚は亡き母が大好きで、子供の頃とか読売新聞のタダ券でうんと後ろのほうの席でもペア券を年に何回も貰え、よく一緒に行っていたので、何十年ぶりだし、観れるだけいいや~と思っていた。やっと列が進むと、当選者(友達)が箱の中に並べてあるチケット2枚入りの封筒を無作為にピックアップする。それで初めてどこの席で観れるか分かるわけなので、まあ、公平ですな。が!!!思わぬ事態に驚愕!まさかの最前列!角席!

しばらく二人でアワワワ、アワワワ、してしまい時間つぶしに入ったデパートでも、同じように時間待ちの宝塚客で溢れていたものの、まだ観てもいないのに興奮冷めやらぬまま、予定外の買い物までしてしまい、店員さんにも「最前列なんすよ!」とチケットを見せる狼狽ぶり"(-""-)"

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抽選で最前列はまずありえない強運、とヅカファンの方に聞きました

ご存知のように熱烈な宝塚ファンが厳然と存在しチケット入手も困難な中、当日は某ショッ●●の貸切り公演だったので、「選ばれしフツーの人々」で奥の奥まで満杯だった。なんせ真ん前、ステージから客席にヅカレディたちが降りてくる3段階段も目の前にある。何度も降りてきては横で団子状になって踊っていたり、真ん前に並ばれたり、お化粧具合、お洋服の縫い目、靴のシワまで至近距離で観れてしまい別世界の美しさを照れながら堪能!ラスト、大階段を男役レディたちがビシッと黒のタキシードできめて、一糸乱れず降りてくるお約束。トップスターに至っては、何キロあるのかわからない、身長を超えるほどのオーストリッチの巨大な飾りを腰につけて悠然と降りてくる。眼福、眼福♥

あまり書くと、コアなファンの顰蹙を買うのでこの辺にしておくが、母が大好きだった宝塚。素敵なショールを衝動買いしてしまった店の店員さんが、ベラベラ感動を伝える私のはしゃぎぶりにこたえて言ってくれた、「お母さんも、今日は一緒ですよ!」これは、本当に感じた。ママ、よかったね!シジミチャーーーンス!!!

Humble Mumble その28:バーフバリ 王の凱旋(India, 2017)

唐突ですが、お釈迦さまは実在の人物で徳を積んでは何度も生まれ変わり、満を持してその昔、インドエリアの釈迦族の王子として誕生するも、人間につきまとう老、病,死,苦の元を解明すべくすべてを捨てて,難行苦行の末悟りを開かれブッダ(すべてを悟った人を言う)になり、人類に光明をもたらした...私の知識ではこの程度しか説明できないが、釈迦族の王子っていったいどんな生活よ...と下世話な思いもわいてくる。

見てしまった。世界で300億稼いだという、もう、みなさん、とっくにお馴染みの「バーフバリ1&2」計5時間の前後編!前から、折に触れタヌが「バーフバリ、面白いらしいよ!」と鼻息荒く言っていたものの、マンガ版まである、暑苦しいボリウッド映画はちょっとな~、「スラムドッグ・ミリオネアは好きだったな!」と言うと、「あれはハリウッド映画だよ!」と間髪入れず訂正された。

バーフバリ2 王の凱旋 [DVD]

いやはや、長い!前編のThe Beginningと後編、The Conclusionは1本で2時間半位でまとまったのではと思うくらい。しかしインドの熱い血がそれを許さなかったのだろう。回想シーンも流すぎて集中力必須。簡単に言うと、王族間の3世代に渡る王座を巡る争いなのだが、分かりやすい勧善懲悪。バーフバリ、カッコイイに決まってる!踊りや歌は絶対はずせない。ぜんぶてんこ盛りにしないと!豪華絢爛な衣装も音楽も大変よくできている。言語が耳慣れないインドの原語なので、こればかりは字幕が頼りだ。凄いんです、翻訳家さん。26年に一度、悪魔祓いのため国母シヴァガミが頭に火鉢を乗せて、シヴァ神の神殿まで決して歩を止めず、火鉢の火を届ける荒行。この時代の宗教事情を把握してないと絶対でてこないであろう、パーフェクトな対訳!「シヴァ神殿を三週すれば結願する!」「発願は成就する!」「血脈に流れる業による負債」「今生でこの罪を贖えましょうか」「この因縁は続く!」
また、音楽も重要な役目を背負っていて、今まさに起きていること、これからこうなっちゃうんですよ、って内容を歌詞で都度都度、教えてくれて親切。音響効果も一歩も手を抜かない。
エーッシャ、ウッギャッサー、バフバフバーフバーリ~~~~!バーーーーッッッ!
荒ぶる神よ、シヴァ神よ!バーフの動きも超人的で、CGとかでやりすぎは当然なんだけど、様式美があるというか、敵にとどめを刺す時は、相手の顔を見ずに、「諸行無常~!!!!」と言わんばかりに剣を振り下ろす。習字の止め,撥ね、払い的アクション、鍛え抜かれた美しい体に、揺れる絹の装束に、クラクラくる場面も何度も!インドの女優さんも綺麗!
お釈迦様の時代も、王族はこんな御殿に住んでて、素晴らしい衣装に身を包み...大国、小国の力関係、他国からの襲撃。バッタバッタ、ぶっ殺していく!正義のためなら、国を守るためなら、なんぼ殺してもええねん!! なんか、書物でしか馴染みのないお釈迦様をだぶらせると、3Dイメージ沸いて、ものすごく勉強になりました。お釈迦様はブッダになったけど、最終的に釈迦族は他国に殲滅されてしまうし...こんな映画の中のような殺戮が繰り広げられたのだろうか。人間てなぁ..

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私もこの映画では国母シヴァガミ様が一番好きです(タヌ)

1のBeginningは歌、踊り、暑い国なのに、色々逃げてて唐突に大雪のシーンでボブスレーもどきとか、ラブラブ妄想舞踏シーンとか、サービス満々で濃すぎるんだけど、重要な鍵を握っている最強奴隷戦士、カッタパの最後の衝撃的告白で、2も見ねば収まらない。後編のほうがテンポもよく、ダントツ面白い。結局夜中に5時間ぶっ通しで見てしまい、翌日白目が出血!恐るべしインド映画!
どんなに凄いかは語り切れないけど、一番好きなシーン、政治を司る国母シヴァガミが命令を下す時、必ず「この宣誓を法と心得よ!」と目をむいて言い放つところ! いいから見て見て!王を称えよ、さらに称えよ!!!!バーーーーーッ

 

 

マンプク宮殿25 Music from the Death Factory

 

 中学生時分、購読していた音楽雑誌やFM雑誌(死語ですね。昔はFM放送を録音する「エアチエック」なるものが盛んだったのでFM局の番組表と軽めの音楽&オーディオ記事を載せた廉価な雑誌があったのです。2000年代入る位にはほぼ絶滅しました)で「インダストリアルミュージック」「ノイズミュージック」なる海外の動きが紹介されるようになった。代表的なバンドとしてあげられていたのが「THROBBING GRISTLE」。
デビッドボウイが興味を持っているとか、YMOが注目しているとかの謳い文句に惹かれ、猛烈に気になったがその当時国内盤は未発売。怪しげなお姉ちゃん(副業でヌードモデルもやっていたので、乳放り出し写真なんかが音楽誌に出ていたりしました)と違う意味で怪しげ(猟奇殺人でも起こしそうな雰囲気)な背の低い兄ちゃん+高校物理部とかに居そうな中途半端に長髪な地味男+短髪ゲイムードばりばりのオッサン(後にイギリスで有名なデザインチーム「ヒプノシス」のメンバーだった事を知りました)のアーティスト写真や彼等のデザイン(自分たちのレーベルのロゴがアウシュビッツ、ビルケナウ収容所の写真とか、ジャケ表1がイギリスの自殺名所でメンバーが微笑んでいる写真)、スローガン「MUSIC FROM THE DEATH FACTORY」とか「INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE」等に猛烈に煽られながら想像を逞しくしていた。

 

20 Jazz Funk Greats [帯解説・歌詞対訳 / 2CD / HQCD(高音質CD)仕様 / 紙ジャケ仕様 / 国内盤] (TRCP220/221)

 やや時が過ぎてからPASS RECORDというレーベルから日本盤発売。前述した自殺現場写真ジャケのアルバム、「20 JAZZ FUNK GREATS」活動時に出たスタジオアルバムとしては最後の作品。早速購入して聴いてみたのだが・・・ノイズというので想像していたのとは少し違う。貧相なテクノ?TANGERINE DREAMの簡素なパンク版?という感じで一聴しただけではピンと来なかった。が、何度か聴いていると猛烈にイヤーな暗い気分になる事だけが判った。だからと言って聴かなくなるわけではなくまた聴いてしまう。で、又嫌な気分になる。嫌な気分になりたい時には最高!って何を言っているのか自分でも混乱するが、学校から不愉快な気分で帰って来た時など良く聴いていた。不機嫌な時にKISSとかCHEAP TRICKなんか聴くとより不機嫌になるし。
その後、地元輸入盤屋に入荷したライブカセット「BEYOND JAZZ FUNK」、最終作品のスタジオライブ盤「HEATHERN EARTH」(これが一番好きな作品)を購入したりしたが、彼等は解散後、山のようなライブ盤やスタジオ未発表作品、出所が怪しいBOXセット等、とてもフォローしきれないリリースに辟易したのと、解散後の各メンバーの活動が全く興味持てなかった為、いつしか全く聴かなくなった。

 それから幾星霜。2004年に再結成したという情報が流れてきた。ライブをやったり新作を出したりしていたのに相変わらず興味は持てなかったが、何かの機会に新しいアーティスト写真を見てみると、怪しい男は怪しい(妖しいでは無い)女になっていた・・・いつの間にか彼は性転換をしていた。他のメンバーは順当に年齢を重ねてオジサン、オバサンになっているだけなので彼の周りだけ異空間のようになっている。私が知らない間に彼に何が起こったのか?まあ何が起こっていようと不思議では無い感じの人だったから仕方ないのか・・・

Heathen Earth [解説・紙ジャケット / HQCD(高音質CD)仕様 / 2CD / 国内盤] (TRCP231/232)

更に数年経ち、その男→女(面倒くさいので以後ジェネシス君と呼ぶ)が突然意味不明な声明を出しバンドから離脱したというニュースが。ジェネシス君無き後、残りのメンバーで既に決まっていたツアーを続けとりあえず活動終了。それ以降聞こえてくる話はジェネシス君体調崩し生命の危機、とかゲイっぽいメンバーの方は実際ゲイで恋人が不幸な死を遂げた後、タイに渡り客死とか何とも暗い気分になるエピソードばかり。

アート セックス ミュージック (ele-king books)

そして昨年、メンバー紅一点(コージーというお名前)の方が自伝を出版、邦訳も出たのでかなりのボリュームだが読んでみた。出て来る出て来るジェネシス君の酷い話。まあ一方の見方のみで書かれているので全部そのまま受け止めるのは危険だが、ジェネシス君ならやりかねんと思わされてしまうのは負の人徳なのか。彼女は最初ジェネシス君と付き合っていて、後に別メンバー物理部系兄ちゃんに乗り換えたのだがどうも最初の解散の原因はそれらしい。ありがちな紅一点メンバーが居るバンドの解散劇。解散の際、関係各所に送られたメッセージカードには「MISSION IS TERMINATED」とだけ書かれていたらしい。くー!格好良いねえ!内情知らなければの話ですが。

やっている音楽はやたらコンセプチュアルなのだが、それをやっている人間達はドロドロの愛憎劇の中に居たというのは興味深い話なのですが、その本を読了した後、レコードを再度聴いてみた。印象変わるかな?と思ったが何も変わりません。だが同時代に同じジャンルと見なされていた他のバンド、CABARET VOLTAIREやSPK, 23SKIDOOなんかは時代補正込で聴かないと今はキツいけど、彼等は相変わらず中学~高校時代聴いていたのと同じ気分に放り込まれる、というのは凄い事なのだろうか。

 

Force It (2007 Remaster)

※余談ですが本を読んで知った事実、UFOの「FORCE IT」というアルバムのジャケット。お風呂用品展示場みたいな空間で男女がくんずほぐれつしている写真なのだが、この2人はジェネシス君とコージー姉さんだったという事、良く見れば確かにそうだ。デザインはヒプノシスだからやはりメンバー絡みの仕事だったのだろう。今更知っても一文の得にもなりませんが。

 

HUMBLE つれづれ2:Holiday In Taipei!

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コケッ、コケッ、コケーッ!年末恒例、タヌとクリスマスの台北に行ってきたわ!

①ビバ!天成大飯店‼
自力で泊まったホテルの中で、今まで最高じゃん?リピーターだからか、チェックインした途端、「アップグレイドシマシタ。キングサイズベッドとシングルの3人部屋デス!」キャー!!満室だって言ってたのに、広くて明るいお部屋!お風呂も綺麗!台北駅もバッチリ見下ろせる15階。自分ちのフリースペース以上に広いベッドの上で感極まってゴロゴロ転げまわり続けるタヌ!しまいには吐き気と目眩に襲われてノシイカのようにグッタリ。イモよね、コケーーーッ!

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のびました

②悲願ならず!粥の壁!
台湾はなんたってB級グルメ・ダラダラ食いが命!ここ数年泊まってるホテルはちょっとポッシュで、新光三越や大きなホテルが台北駅を囲んで建ってるエリアだから、いわゆる「台湾のハラワタ」ゾーンに行くには結構、排気ガスと人混みをぬって歩いていかなきゃなんないの。朝はホテル真横の小さな店で済ませることにしてるものの、前に「粥」と紙に書いて「ナイッ!」と日本語で拒絶されている。でも新事実!朝から昼までがクレープもどきを商ってる怖い奥さんの店で、昼から夜まで看板通り、別の夫婦が入れ替わり、粥や鍋など出しているらしい。朝さえ我慢すればいっか!と、覚悟の上、店頭の写真を指さして「これと、これ」と注文したら、
「はああああああああ~っ????」ともの凄いリアクション"(-""-)"

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見た目は根性なしのクレープみたいですが、案外美味しいです

再度指さし、すごすご店の奥のテーブルにちんまり二人で座っていると、投げるように豆乳の瓶を置いていく。その後クレープ2種も「ドカン!」「ドカン!」と店先の鉄板で焼けたそばから、顔も見ずに置いていく。何も悪いことしてないのに、ビクビクしながら「ワンオペはまずいよな、ワンオペは...」と10分もかからず食べ終わり(おいしんだよ、結構流行ってるし)、「シ・エ・シ・エ...」と逃げるように店を出る。追い打ちをかけるように、結局、日曜は昼からお粥屋と交代しない事が分かり、意味もなくどんどん用のない方向へ歩き回る中年女がTeam LPTだと誰も知らない。知らね~よ!コケーっ!!!
(注)台湾のお店は言葉が通じなくても、えてしてみんな親切です。この奥さんは経験から、大陸の方だと思われます。コケ...

③マンプク!台湾フードコート!
親戚が連れていってくれる高いお店もいいけど、自由に動き回れる時のランチはデパ地下のフードコートよ!!色んなセットメニューがよりどりみどり♡DNAに台湾入ってる私たちの欲望のすべてが叶うと言っても過言じゃないわ!見てやってこの写真。これで1000円でおつりがくるのよ!他にも胡椒餅、生煎包(しぇんちぇんぱお)、酸辣湯麵、エッグタルト、タピオカミルクティなどなど、みんな百円単位!胃袋がいくつあっても足りないわ!金銭感覚も狂うこと間違いなしよ、コケーーーッ!

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左から春雨炒め、よくわかんないけどおいしいスープ、牡蠣入卵焼き

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食ってる食ってる

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酸辣湯麺。これで200円しない 超絶美味

④インドネシアン・ネイバーフッド
ランチを求めてホテル周辺の知らない方向へ歩いて行ったら、日曜だからか大通りの店は結構お休み。ふと脇に伸びる路地を見るといきなりムスリム・エリアになってて、インドネシア系の小さな店がうじゃうじゃあったの!フツーの日本人は避けて通ると思うけど、目が合った途端、「おいで、おいで!」と中に招かれ狭い店内へ。小さな古いビルの1階、テイクアウトもできる海の家みたいな感じ?店内には「同胞」とおぼしき人々が、なんかカラオケまで楽しんでる。簡素なカウンター席で通じない言葉ながら、メニューを推理し、焼きビーフン系のものを頼んでも、「ベリーグッ!」「ベリーグッ!」と「ナシゴレン」(焼き飯)で押し切られ、紙皿でドッカーン!その間、インドネシアPOPかなんかのカラオケで客がヤーハッハ、ヤーハッハと大はしゃぎ。壁に向かってもくもくとナシゴレンをウマイウマイと食べ続ける中年女二人。この絵ずら、俯瞰で見たら凄く妙よ~~~

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ナシゴレン。本当はビーフン系が食べたかったし、メニューにもあったが完全一択

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客がいるのに店員さんのカラオケタイムが突如スタート

広~い台北駅コンコースでも昨今、土日は出稼ぎに来ているムスリムの女の子たちの集合場所となりつつあり、全員ジャージに頭巾(ヒジャブ)、スマホを持って買い物をするでもなく、所狭しと床に座り込んでる姿はなんか異様だったわ~。エスニックな弁当屋まで出てたしね。あ~ら、飛行機の時間よ。もう、台湾はやめらんないわね!バサバサバサ....

 

マンプク宮殿24 Starless in 金沢

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 2018年もそろそろ終わり。今年後半は自分が中学生の頃に出会い、多大な影響を受けたバンドが連続して来日し、最近滅多に行かなくなった洋楽のコンサートに足を運ぶ事が多かった。
 お前も音楽活動も終活しろというお告げか?などと思いつつ、10月に代官山でTHIS HEAT(THIS IS NOT THIS HEATなる捻くれた名前に改名していたが)。そして今年を締めくくる大イベントは12月のKING CRIMSON。
 彼等は何回も来日しているが、最後に観たのは1996年。20年以上のブランクを経て観る事になる。今回は全15公演!東京7公演、大阪2公演、札幌、仙台、金沢、広島、福岡、名古屋と最早ベンチャーズ状態だが、今年夏に行った金沢で飲み屋街の方々に告知ポスターが貼ってあるのを見て感慨深かった事と、その時入ったプログレ割烹料理屋(?)が余りに美味だった事もあり、店を去る時に「次はクリムゾンの時又来ます!」と宣言した手前、わざわざ金沢まで行って観る事になった。

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‘96年は「ダブルトリオ」とか名乗りギター×2ドラム×2 ベース系×2の6人編成だったが今回は更に人数増えて8人編成、ドラム×3 ギター×2 ベース1 管楽器1 キーボード1、ステージの前面にはドラムが3台並び、通常フロントに居るメンバーが後ろに居るという何とも不思議なステージ。これは前回(2015年)来日時の映像が収録されたBlu-rayで既に観ているのだが実際並んでいる機材を見るとやはり奇妙。

 今回は公演直前に各日60名抽選で開場前に先行入場の上、リーダーの御爺さん(72歳)
ロバートフリップの御説法を聞き、その後、マネージャー&ランダムにメンバー1人が出てきて質疑応答コーナーがあるというイベントがあり、応募したら夫婦共々当選したので会場に16時半に到着の上先行入場。フリップ翁の話はゆっくりと綺麗な発音で喋ってくれるのでかなり聞きとり易いが、通訳さんは固有名詞や彼独特の言い回しのニュアンスが判らず四苦八苦(参加者から訳の補足もされていた)しているのが可哀想だった。クリムゾン好きで過去インタビューまで目を通している通訳さんなぞ探すのは至難の業だろうから仕方ないとは思うが。20分程の講話後はドラムのパット・マステロット氏が出てきて質疑応答、かなり重い質問が出てきて(質問者も英語で質問していて通訳さん出番無し・・・)時間を取ったのか数問でタイムオーバー 時計を見ると17:50。開場まで10分だ。
 
 入場時のお客さんを見るに殆どは男、それも壮年~中年、一部前期高齢者含むという感じだ。客の平均年齢考えると私ですら平均値より下であろうことが容易に判る。開演10分前に後ろを振り返るとPA宅の後ろの席は殆ど空席。ここは最後まで埋まらなかったので6分程の入り。1.000人入っていたかどうか・・・こんなガラガラの客席を見てメンバー気を悪くしないかなと思ったが、実際の演奏が始まるとそれは杞憂に過ぎなかった。

 途中休憩20分挟んでほぼ3時間の公演。若いころの演奏と比べるとスピード感や荒々しさは失われたが、精緻な上、重量感のある演奏はまた違った魅力があった。同時代のバンドが、昔の有名曲をヨボヨボな演奏&声も出なくなっているのを誤魔化すためマイクを客席向けてサビを歌わせている姿とは雲泥の差。たとえやっている曲は過去の有名曲が殆どだとしても「あー、ここはこうじゃないんだよな・・・」とガッカリする事が殆ど無かったのは驚異的だった。アンコールで「Starless」のイントロが流れた時、3時間近く経っているのに「え!もう終わり?」と思った位没入出来たコンサートなぞ今まで殆ど無い。

 終演後、会場外は小雨模様、空は曇天で当然星も見えない。「Starless in 金沢」と呟きつつ街へ降りる。お目当てのプログレ割烹料理屋さんは店長さんがこの公演に来ている為お休みだった。しかし、何回予約申し込んでも埋まっていた別の候補店、客の入れ替わり時間かもと思い駄目元で行ってみたらビンゴ!かなり空いている所に入店でき(その後またすぐ客が大勢きて埋まった)冬の北陸の味を堪能。翌日はお目当ての喫茶店に行き、更に純喫茶なる時代を超越したお店(昔、五木寛之が通っていた店らしい)にも偶然入れて奇跡的に全てが上手く廻った2日間だった。

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いたる本店 何食べても美味しかったです

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いたる名物、日本海おさしみおけ盛り  小おけ(二人前)

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confusion will be my epitaph

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岸 看板猫のあやめ君(左、2歳)とチロちゃん(右、16歳)

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純喫茶ローレンス 店内も凄かったが一番凄かったのは店主マダム・ローレンス(68)


 良い音楽と美味い酒と飯を家族で楽しめた。これから先、こんな良い日が何日あるんだろう・・・とやや感傷的になりつつ、とりあえず2018年は良い年だったのだろう。