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HumbleMumbleその38:コロナ禍、Netflix、あるいはULTRAMAN(2019)

皆さま、100年に一度?と言われるコロナ禍、いかがお過ごしでしょうか。大事な決定時にオリンピックがからんでたり、都知事選がからんでたり、緊急事態宣言解除後にアベノマスクが届いたり、政府への不信感がつのる中、第二波も目前の昨今、自衛に専念し、つつがなくお過ごしのことと存じます。言わせて下さい。One more給付金!

New Normalとは日本の造語だと思ってたら、れっきとした英語!鉄板OLタヌでさえ自宅待機とシフト出勤が当り前になりつつ、おかげで今まで渇望していた時間がまとまって取れるようにもなり、もう、もとには戻れないNew Normal実践中。
自粛で、暇で暇で、とか、家族がずっと家にいるので喧嘩が絶えないとか漏れ聞く中、お陰様でTeam LPTは忙しくて忙しくて、経済も回すため、出前はとるわ、テイクアウト当然、がっつりご飯を食べながら、ジリジリ太りながらもタヌの湧きだすアイデアを具体化する日々に追われ、今日も暑い夏に最適!高島ちぢみの布マスクをネットで購入しました。(おためしあれ!)
そんな中、あの「どろろ」マイブームの第二波のように、また、忙しい作業中に折に着けタヌが繰り返し繰り返し、呪文のように熱く語り始めたNetflixオリジナルアニメ、ULTRAMAN!

ウルトラマンと言えば私だって子供の頃から、円谷プロには楽しませてもらって、ウルトラQとか、色々なシリーズ斜め右下のほうで、いつも存在していたけど、Netflixのは違う!21世紀版!攻殻機動隊のプロダクションI.Gが、モーションキャプチャーを駆使して、すべてCGで制作、「長嶋茂雄みたいなおじさんがさ、いきなり背広の前はたいて『私がウルトラマンだ!』なんて言うんだよ!」と、わけの分からない解説から導かれてしまった*(このシーン、英語吹替では'Don't underestimate me, I warn you, I am the Ultraman!!!'と言っていました。ガーン!)

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早田進、かつてウルトラマンだった人。第1話でこのシーンが登場した時、ジェントルマンも私もお茶の間で「こんなの反則だろ!!」と絶叫しました

よくできている!とにかく画像が綺麗!DisneyやPixerのように人間の動きにしっかり動画が被っているので、どろろのように予算の都合で回によって絵が荒れるとか、手抜きとか、描きこみ不足とか全くなし!
しかも、Netflixだと当り前のように英語吹替ヴァージョンも選べる!これがスゴイ!口が英語発音に合わせて動いている!英語字幕は字数の関係で全然違う表記(要約系?)が出ているのでウザイくらいだ。英語版声優さんが、これまたカッコイイ!かつてHumbleで書いた「声優狩り」の密かな喜びにタヌまでハマってしまっている。ふっふっふ、やっと追いついたね!嬉しいよ、姉者は!

内容はと言えば、今のところ主人公的なウルトラマンが3人いて、①生まれながらのウルトラマンなのに自覚がない高校生②必死に努力してウルトラマンになった冷血系イケメン③カツアゲしてでもウルトラマンになりたい、過去に訳あり少年に、異星人だの、怪獣、超獣、科特隊などがからんで進んでいく。伏線貼りまくりで終わるシーズン1。

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諸星弾。自分にはもちろん高校生の小僧からクソ異星人まで、分け隔てなく厳しい。超人やサイボーグではないという意味では普通の人。チンピラ異星人を追い詰めさせたら天下一品だが、肝心な時に気絶したり大怪我したり、平生の当たりのきつさが相殺されるような演出多数。最終回でもウルトラマンに覚醒した進次郎がエースキラーとの死闘後、何事もなかったかのように通学する一方で、諸星さんは満身創痍で入院していた。ちなみにこの作品でモーションキャプチャーの美しさが最も発揮されているのがセブンスーツを装着した諸星弾の下半身。脚の動きが超絶美しいので、是非脚に注目してください

なぜか、怪獣が現れたり、異星人とからむ場所がいつも渋谷なので「世界観、ちっちぇ~、宇宙観ない~」などと、最初はアジっていた私もゲキはまり。ジェントルマンのお慈悲で、離れて住んでる家族も合わせて3人まで低料金で見れるNetflixのサービスに入れてくれ(私のアイコンはサイ、タヌはカピバラ。ジェントルマンは攻殻のイシカワさん)日本語版と英語版、台詞を覚えてしまうほどのめり込んでしまった。
結局、前出のウルトラマンは①ウルトラマンウルトラセブンウルトラマンAになるわけだが、昭和のウルトラマンに出ていた異星人がスーツを着た偉い高官になっていたり、スパイ系調査官になっていたり、オマージュ満載的に進めているらしい(私、そこまで詳しくないので)。
特に体の動きが綺麗なのは言うまでもないが、シマシマ模様でお馴染みの異星人アダドのモーションキャプチャーの元版は、絶対ワークアウトしたゲイのおっさんでは??と思うほど、Right Said Fredの歌が聞こえてくるような、腰を落としてモデル歩きしてくるなまめかしさ!ズボンはヒップハング!好みはヤキトリ!(どう見ても巨大ロブスターだが)いやあ、お若い皆さんはそこまでいれこんで見ないとは思うけど(笑)

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星団評議会エージェント、アダド。三面怪人ダダの後ろ読みなだけだが、ダダは顔がデカくて筋肉のキの字もなかったのに、この眩しいナイスバディは何だ。80年代の洋楽が丸ごとリアルタイムのTeam LPTは、7話でアダドが出た瞬間、全員ライトセッドフレッド(右)の'I'm too sexy'を脳内再生した

民放でも最近最終回が終わったばかり。試しに最終回をみんなで見てみたけど、怒髪天つくようなCMがゴリゴリ入ってて煩いのなんの!でも、エンディングの影絵映像は本当に綺麗♡まだ、始まってもいないシーズン2について、妄想を膨らませながらタヌが延々と「こうなるはず、こうなってほしい」予想ヴァージョンを熱く語ってくれた**。まるで両目が映写機になり、天井に投影してるかのように。

コロナ禍で大変な思いもされてる方が多い中(すみません!)、Netflixという新たなガジェットを手にしてしまったハン1。ジェントルマンがちょっとだけ見たという、英国王室もの「Crown」もシーズン3まで見てしまいましたが、コロナのせいでドラマの撮影ができず再放送満載だった民放で、「逃げるは恥だが役にたつ」特別ムズキュン編をTBSオンデマンドでコンプし、星野源のCDまで買った(もう売った)ことをタヌは知らない。

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ちなみにハン1さんが参考にした画像は、ジェントルマンが20年くらい前に台北で買ってきたVCD(ビデオCD)、鹹蛋超人。アメリカ実写版だが吹替が中国語で、ウルトラマンに変身する時「なんちゃら、かんちゃら、へんち~ん!!」と変な掛け声付き

注)

*:画像は、補足の為NetflixのULTRAMAN配信画面からハン1がiPhone8で撮影しており、よって本人の映り込みがある事をお許しください

**注:ULTRAMANは、2011年から現在も継続中の原作漫画があり、自宅待機中に既刊の単行本と連載誌を読破した。アニメ版ULTRAMANのシーズン1は、現時点で原作の4割程度消化しており、原作をもとにシーズン2が制作されるとしたら、諸星弾が過去のトラウマを清算後徐々に崩壊し、再生するまでの話がひとつの柱になるため、眼から脳内シーズン2を壁面投影してしまいそうな勢いで楽しみにしている。