昨年11月*ロンドンで行われたライヴを収めた最新作で、今月国内盤も発売されます。選曲はファン投票との事で、近作を中心に演奏していますが、「ガーデン」時代の作品も3曲持ってきており、中だるみがなく間髪入れない展開で、初期作品から新曲まで隔てなく盛り上っています。さすが本国、羨ましいなあ。相棒のルイ・ゴードンはよほど凄腕らしく、基本的に音程のあやしいジョン・フォックス先生の美声を全面フォロー、突然音階を下げようが声が出なかろうがライヴはノンストップ、ちゃんとアレンジの一部にまとめています。いい相棒と組めたのも才能のうちだね、良かったね先生、と思える珠玉作です。一日2回は聴いています。(Metamatic Records、META19CD)
Nov. 2008
*2007年当時、ジョン・フォックスはルイ・ゴードンとのデュオでガンガンエレポップ黄金伝説的ライヴを展開していましたが、そのとき既に還暦、アラ還の先生にこの路線でずっと続けるのは体力的に厳しかったのか、ルイ氏ともコンビ解消、最近はすっかり枯れたアナログシンセものとか環境音楽系にシフトしてしまいました。今頃はちゃんと年金も貰って創作の足しにしていることでしょう。長生きしてね。